能力が見えない世界でGiallorosso #14
セリエA開幕戦は昨シーズン因縁が生まれたナポリ。いきなりアウェーでのスタートだから結構怖いけど頑張ろう。その後はホーム2連戦で勝ち点を積み重ねるチャンス。
選手紹介
GK
アタランタから移籍金を積み獲得したカルネセッキが今年は正守護。昨シーズンまでスタメンだったパトリシオが2番手に控える充実の陣容で3番手のボエルはローマのHG。
CB
マンチーニとエンディカが変わらず1.2番手だがバックアップが様変わりし、元カメルーン代表のマティプとU-21ベルギー代表のシンティエンが3.4番手。シンティエンがどこまでこの1年で貢献してくれるかは楽しみ。
RSB
昨シーズン唯一の孤軍奮闘を見せたチェリクが右左合わせてSBの1番手。ザッパはプレシーズンで対人守備に若干の不安があったけどどうなるかな。
LSB
LSBの補強で良いターゲットがみつからず、結局ユースにいたマンニーニを頼ることを決意。本来は中盤の選手なんだけど両SBが出来るユーティリティな部分を評価してトップチーム抜擢。
DMF
移籍の噂が耐えなかったけどクリスタンテもボーヴェも残留してくれた。LSBと同じく補強が上手くいかずに下部組織に最初は入れる予定で獲得したエルナンデスをいきなりトップチームに。ダルボエにはどこまで期待できるのやら。
AMF
ペッレグリーニはローマ出身のキャプテンだから何とか頑張って欲しいんだけどどうも結果が着いてこない。このままだと主役は今年もバルダンツィになりそう。あと新加入のアルムクビストがかなり面白いからもしスタメンで起用するとなればバルダンツィが真ん中に移り、ペッレグリーニはベンチになっちゃう。
CF
金欠のローマが大金を払って新エース候補のレテギを獲得。エイブラハムも健康体を保てさえすれば十分シーズン20ゴールは期待できるし万全の状態なら素晴らしい質と量。サンチェスはトップ下としても計算してる。
第1節 ナポリ(A)
何度もやってくるナポリの試練。昨シーズンの部長から脱するべく気合を入れて挑む24-25シーズンなのにいきなり昨年王者のナポリが相手。新加入の選手が4人スタメンに入ったローマで勝ちに行く。
12分 カルドナが切れ込んだ時に倒されてPK獲得
13分 レテギが勇気を持ってど真ん中に蹴り込むも見事に読まれて得点ならず
20分 カルドナが突っ込んだところを見事にいなされ失点 0-1
39分 エルシャーラウィが振り切られ追加点を許す 0-2
45+1分 レテギが負傷
54分 エルシャーラウィが負傷
56分 マンチーニが押しすぎてしまいPK献上
57分 カルネセッキが見事にセーブしPKを防ぐ
試合終了 0-2
全然悪くない、勝ち点は取れなかったけど明らかに昨シーズンよりもローマは良くなってる。ただそれだけにレテギのあの真ん中PKは悔やまれるなあ。新チームでの初PKだから調子に乗っちゃったんだろうね。さすがに次もキッカーはレテギに任せるけどこれが続くようだったら要検討。
エルシャーラウィ 3~4週間の離脱
第2節 ジェノア(H)
セリエA開幕戦でユベントスに4-1で圧勝したジェノア。ジェノアにはスピナッツォーラが移籍し逆にジェノアからレテギを獲得したりと、今夏に関わりが多かったチーム。アルムクビストが前節大活躍しスタメン起用のためにバルダンツィがトップ下。今日もワントップはレテギで行く。
24分 バルダンツィのCKにエンディカが合わせて1-0
52分 ザレウスキが負傷
試合終了 1-0
相手シュート数1で非枠内が0と完全に試合を支配できた。ローマのボール支配率が67%という点からもわかる通りこぼれ球もひたすらローマが拾い続けた。相手にカウンターもさせずに満足できる試合運びだったからすごく嬉しい。欲を言えば追加点が欲しかったけどね。
ザレウスキ 2週間の離脱
第3節 ボローニャ(H)
ボローニャもまた開幕から2連勝中で、昨シーズンは7位と非常に最近校長のチーム。エルシャーラウィ、ザレウスキが共に負傷離脱しているのでLWGはチェルビーニが先発。
13分 バルダンツィの鋭い仕掛けからの折り返しをレテギが決めて先制 1-0
31分 レテギが引き付けたスペースに飛び出したバルダンツィが追加点 2-0
試合終了 2-0
やっぱり今年もバルダンツィの1年になりそう。完全にディバラの記憶を払拭させてくれる活躍で、実は今シーズンから背番号10を与えているんだけどそれも全く後悔ない。レテギはPKの失敗を引きずらずいい活躍だった。
3試合を終えて勝ち点6でローマは4位。まだ何かを評価するのには時期尚早すぎるけど、今シーズンのローマは昨年までとは違う。曲者のボローニャ相手にも見事勝利し、24-25シーズンのスタートは上々だと言っても良いはず。今シーズンは欧州カップ戦が無い分、国内に集中できるから少しでも良い順位を求めて頑張ろう。
昨シーズンの給与支出が1.13億€だったから約3500万€もの超大幅減に成功できた。高給の選手たちが軒並み退団して、代役を下位クラブの選手たちに任せているから単純な選手の質は下がったのかもしれないけど今のローマは財務の改善が必要だった。