能力が見えない世界でGiallorosso #24.5
24-25シーズンが終了したので25-26シーズンに向けてのローマのプランと補強ポイントを
GK
- パトリシオが引退するので第2GKをどうするか
- レンタルから復帰してするスヴィラルを戦力に含めるか
CB
- CLを見据えてマティプに変わる第3CBを獲得するか
- シンティエンをレンタルで放出するべきか
RB
- フリーで移籍することになりそうなチェリクの去就
LB
- 2番手LBの獲得
DMF
- クリスタンテ、ボーヴェと同レベルの3枚目のボランチ獲得
- 関心が途絶えないクリスタンテを売却するのか
AMF
- クラーセンよりも若いトップ下の新レギュラー獲得
WG
- 試合日程と過密を考慮した選手層の補充
CF
- 期待はずれだったレテギの扱い
- 3番手のストライカーの獲得
優先順位としてはDMF▶︎GK▶︎RB▶︎CB▶︎AMF▶︎LB▶︎CF▶︎WGって感じ。
能力が見えない世界でGiallorosso #24
24-25シーズン終了!!地獄に近かった23-24シーズンから一変し喜びのシーズンに。38試合を終えてローマは勝ち点75の3位。昨シーズンよりも8つも順位をあげてチームの成熟・成長を感じることが出来た。これはおそらく欧州カップ戦がないからリーグ戦に集中できたという大きな原因があるからで、CLが入ってくる来シーズンもこの順位を維持できるかが大切だと思う。そして2位のインテルとは勝ち点差14でかなり差が開いてしまった。今後優勝争いをしたいのならばここの差は埋めないといけないわけだし、まだまだ先は長そうだな。あとトリノがサプライズのCL圏内滑り込み。今夏は大型補強もするのかな?
見事CL出場権を獲得したからなのかSNSフォロワーが脅威の150万人増。えげつすぎるこれは、どんだけ増えんだよ。
リーグ戦だけだったからだろうけど負傷者が激減。チェリク、バルダンツィ、エイブラハムの離脱はたまに痛かったけどシーズン通して大きな影響があった負傷離脱はなかった。
それは昨シーズンとの負傷者数の比較を見ると1発で、12月に関しては今シーズンは負傷者が0とみんなが健康体を維持できる環境だった。後半戦の失速はやや負傷者が増えたことが影響しているのかもしれない。
ここからは選手個人のシーズン評価
評価基準 S:90点以上 A:80点以上 B:60点以上 C:40点以上 D:40点未満
()の中は主な起用ポジションで試合数とかは全てリーグのみの数字。
GK
カルネセッキ 24歳 37試合17CS (GK) 新加入 S
昨シーズンは不安定だったパトリシオとスヴィラルに取って代わる正GKとして加入し、見事その期待に答えた。17CSはリーグ2位のクリーンシート数で、昨年までの貧弱な守備とは別のチームのように。
パトリシオ 37歳 1試合1CS (GK) 4年目 C
ローマにやってきてから3年連続でリーグ戦30試合以上に出場してきていたけど、今シーズンはわずか1試合。世代交代を考えると37歳のパトリシオよりも24歳のカルネセッキが優先されちゃうのは仕方がないよね。
ボエル 23歳 0試合 (GK) 5年目 -
16歳にローマにやって来てから未だリーグ戦での出場はない。3番手のGK。
CB
マンチーニ 29歳 34試合1G (CB) 6年目 A
闘争心溢れるプレーで守備の要として君臨。アグレッシブにガツガツ詰める影響でカードは多かったけどそれだけの見返りはもたらしてくれた。
エンディカ 25歳 30試合1G (CB) 2年目 A
マンチーニの横で鉄壁のコンビを築いたフィジカルモンスター。1試合あたりのブロック数もリーグ戦最上位で、ここぞとい時に伸びてくるエンディカの足は頼りになった。
マティプ 33歳 25試合 (CB) 新加入 B
リバプールがフリーでやって来て初のイタリア挑戦だったのにも関わらず、すぐさまフィットして貴重なCBの3番手として活躍。ただ来シーズンは衰えもあるだろうしどこまで期待できるかね。
シンティエン 9試合 (CB、RSB、ボランチ) 新加入 C
若手枠で獲得してシーズンの序盤は全くと言っていいほど出番がなかったけど、終盤になるにつれボランチでの守備固め要因やCBのローテーションとして出番が増加。悪くは無い1年目だったと思う。
RSB
ザッパ 25歳 35試合2G5A (RSB) 新加入 A
開幕戦で見せた守備の不安はどうやら偽りだったみたい。上下動を繰り返して攻守に躍動してくれた。イタリア代表にも呼んであげて欲しい。
チェリク 28歳 23試合2A (RSB、LSB) 3年目 C
小さな怪我が続き昨シーズンのような活躍は見られず。両サイドバックに新加入が来た影響でどっちにおいても2番手の扱いに。あと1年で切れる契約の延長を拒否してるし、今夏で売却かな。
LSB
カルドナ 25歳 34試合1G2A (LSB) 新加入 B
チームで唯一の左利き左サイドバック。守備面では相手に振り切られる等少なくはなかったけど、攻撃面では非常に効果的な活躍をしてくれた。インナーラップも出来るタイプで左ウィングの選手が軒並み輝いたのは、カルドナのサポートも大きかったはず。
マンニーニ 18歳 9試合1G (LSB、RSB) 1年目 C
チェリクが離脱したときに両サイドバックの控えとしてユースから昇格させた若手。左右どちらも対応できるのが強みでチェリクと同じようにどちらのサイドでも平均以上の活躍をしてくれた。まだまだ粗は多いけどポテンシャルは感じる。
DMF
クリスタンテ 30歳 33試合4G5A (ボランチ) 7年目 S
後方でのパス回しの時にはミスを絶対にしないし、高身長を活かしてセットプレーの時にはターゲットとして活躍。中盤やや下がり目の位置でチームの支えになってくれた。
ボーヴェ 23歳 34試合2G5A (ボランチ) 5年目 B
今シーズンはパサーとしての才能が際立っていた印象で攻守の繋ぎ訳としての働きが目立った。ただ持ち味の推進力なんかはなりを潜めていて継続的にそこを発揮できるようになると嬉しい。
エルナンデス 20歳 22試合1G2A (ボランチ) 新加入 B
ビジャレアルのユースから本来はユースに加入させるつもりで獲得したが、トップチームのボランチの人員不足も相まって初年度からリーグ戦で22試合の出番を掴んだ。クリスタンテと比べると危なっかしさは否めないけど、20歳にしては上々だったと思う。
ダルボエ 23歳 7試合 (ボランチ) 4年目 D
昨シーズンにセリエBでも活躍できなかった選手がセリエAのCL争いをするクラブで戦力になれるはずもなく。案の定シーズン終盤は戦力外に近い立ち位置になってしまった。
AMF
バルダンツィ 31試合11G12A (RWG、トップ下) 2年目 S
ローマの攻撃はバルダンツィがいないと一気に精度が下がる。バルダンツィは弱冠22歳でリーグ戦2桁2桁を達成し、シーズン終了後にはイタリア代表にも初選出されるなど大ブレイク。カットインも縦突破も両方の質が高いのがえげつない。
クラーセン 36試合9G2A (トップ下、ボランチ) 2年目 A
インテルでは日の目を浴びることが出来ていなかったのにローマにやってきて半年たった24-25シーズンは序盤から大活躍。運動量が豊富で守備もサボらないしカウンターの時には一気にランニングもしてくれるなど戦術にマッチしていたんだと思う。
ザレウスキ 23歳 31試合6G3A (LWG、RWG) 5年目 B
シーズンが進むにつれてスタメンの回数は減ってしまったけど、出場すれば安定した活躍をするから頼りになった。単独での突破力でいえばバルダンツィにも肩を並べるレベル。
チェルビーニ 21歳 35試合4G9A (LWG、RWG) 2年目 A
まだ好不調野並は激しいけどローマのアタッカー陣で今シーズンにブレイクを果たしたうちの一人。アーリークロスの制度も高く相手を抜き切る前に正確なアシストが出せる。
ペッレグリーニ 28歳 26試合3A (トップ下、ボランチ) 9年目 C
ローマのキャプテンだし本来ならいちばん活躍をさせて上げたいのに、どうしても4-2-3-1だと活躍させるポジションが見当たらないバンディエラ。スタメンもたったの6試合で本人の不満も溜まっていく一方。
アルムクビスト 25歳 32試合3A (RWG) 新加入 C
デビュー戦で優れたテクニックを披露して以来、その才能を感じる機会はかなり少なかった。32試合に出場して得点が0はあまりにも悪い。
エル・シャーラウィ 32歳 4試合 (LWG) 9年目 D
序盤に大きな怪我をした際にチェルビーニがブレイクを果たし、タイミングが悪かったのかそのまま居場所を無くしてしまった。
サンチェス 36歳 3試合 (トップ下、CF) 新加入 D
経験をかって重要なローテーション要因になることを求めていたのに大きく期待を裏切られた。まず走れないからボールに絡まないし、オンザボールの質もかなり低い。0G0Aで1年間のローマでの挑戦は終わる。
CF
エイブラハム 27歳 33試合17G1A (CF) 4年目 A
今年はそこまで大きな怪我をすることも無く1年を通してエースとしての役割を全うしてくれた。難しい体勢からのゴラッソも多くバルダンツィとはかなり良い連携を見せた。小さな怪我が無くなればもっと嬉しいんだけど。
レテギ 26歳 25試合3G1A (CF) 新加入 D
今年の補強の目玉だったレテギがまさかの大外れ。昨シーズンにジェノアで見せたリーグ戦14Gの得点力は1度もローマで見られず。せめてもう少し得点を取ってくれないとろくにローテーション要因にすらならないんだけど。
マルティネス 27歳 9試合3G (CF) 新加入 C
ストライカーのローテーション要因として冬に補強したアタッカーは求めていることは最低限達成してくれた。途中出場から3Gを決めて土壇場での決勝点もあった。
能力が見えない世界でGiallorosso #23
フィオレンティーナを除けば比較的容易い相手と戦う5月。このうちのどれか一つにでも勝てれば来シーズンのCL出場は確定する。
クリスタンテ 4~5日の離脱
第36節 クレモネーゼ(H)
カルドナが3週間の離脱から復帰し遂に両サイドバックに本職が。マンニーニも悪くは無かったんだけどやっぱ攻撃面で若干の物足りなさが目立った。左サイドバックにカルドナが入ることで左ウィングの攻撃力も活かされるしやっぱ本職は重要。
17分 チェルビーニのアシストでバルダンツィが先制 1-0
27分 バルダンツィが足をかけられPK獲得
28分 エイブラハムが冷静に沈めて追加点 2-0
30分 ザッパがロングシュートを決めて3-0
42分 クラーセンの狙い済ました一撃で4-0
87分 チェルビーニのクロスにエイブラハム 5-0
試合終了 5-0
ホームで!5-0と圧勝し!見事来シーズンのChampions League出場権を獲得!!!昨シーズンは絶不調に陥り本当に苦しんだところからのこの大躍進は素晴らしい。ただ今の選手層だとCLとの併用は厳しいから補強が必要なのに、お金がないから理想の補強は出来そうにもない。そこが唯一かつ最大の悩みだけど、まずは全力で喜ぼう!
ダルボエ 2週間の離脱
第37節 フィオレンティーナ(A)
CL出場権も獲得し完全に目標が無くなったから主力を除いて結構な大幅なメンバー変更。若手2出番を与えるのもそうだし、通年控え組だった選手達にもチャンスを与える。そして試合中も積極的に交代する予定。
28分 クリアの跳ね返りを決められて失点 0-1
64分 エイブラハムが押されてPK獲得
65分 冷静に逆をついたエイブラハムがゴール 1-1
90+4分 カヨデに豪快にシュートを打たれて1-2
試合終了 1-2
正直なんでもいい。選手もほとんど温存してるし勝つ意味も特にないこの試合は消化試合。ただそんな中でもシンティエンの成長を感じられたことが収穫かな。レテギは今日も相変わらず不調だったし来シーズンはどうしようか悩む。売却しても元は取れないだろうから売るならレンタルかな、それかもう1年チャンスを与えるか。
クラーセンと1年の契約延長。当初はローテーション要因になれば御の字という意味での獲得だったけど望外の活躍で、もう1年ローマでプレイしてもらうことにした。
クラーセンに続いてマティプも年俸を約50%カットで1年間の契約延長。本当は契約満了をもって放出しようとしてたのにまさかの年俸半減をOKしてくれたから延長。でも来シーズンはシンティエンと3番手交代になるかも。
なんでローマがクラブW杯に出れるんだ?全く新しいルールを理解してないから本当に疑問。欧州カップ戦なんか出場ずらしていないのに不思議。よく分からないまま抽選会に参加して結果はまさかの浦和レッズと同グループ。これは楽しみだ!!日本のチームと戦える機会なんかそうそうないから大事な試合になりそう。
レテギ 3週間の離脱
第38節 ウディネーゼ(H)
好調だった24-25シーズンの最終節。ウディネーゼも降格、欧州カップ戦など無関係で消化試合なのでお互いに若手を出す展開にはなると思う。別にベストメンバーで挑んでもいいんだけど最後ありがとうの気持ちとして、もう直ぐ引退するパトリシオを先発。最後に有終の美を飾っていってほしい。
2分 ザッパのクロスを大外から走り込んできたチェルビーニが合わせて先制 1-0
14分 バルダンツィの優しい落としをクラーセンが決める 2-0
50分 熟練のコンビネーションで最後はバルダンツィが仕留める 3-0
90+4分 相手GKが弾いたところを詰めてバルダンツィが追加点 4-0
試合終了 4-0
シーズンの最後に相応しい試合だった。パトリシオも評価点7.6を記録する大活躍を見せ最後尾から幾度となくチームを危機から救ってくれた。バルダンツィはシーズン最後の試合でも大爆発の2G1Aだし来シーズンも期待できそう。
順位表は次回
能力が見えない世界でGiallorosso #22
ラツィオとのローマダービー、セリエA6連勝もあり現在絶好調のトリノ、今シーズンの現王者ミランの脅威の3連戦がローマにはある。これは地獄すぎるしこれこそ本当に『絶対に負けられない戦いがそこにはある』と思う。
エイブラハム 2~3週間の離脱
第32節 レッツェ(H)
来週から始まる3連戦に向けてのモチベーション管理も兼ねて、これまた絶対に負けられない戦い。エイブラハムが負傷離脱したことでとりあえずはレテギを先発にして途中からマルティネスを投入する予定。クラーセンは負傷したけど何とか間に合った。
88分 高い位置でパスカットをしたバルダンツィが直ぐにクロスをあげマルティネスが先制 1-0
試合終了 1-0
なにがなんでも結果が欲しかったからこそ、先制をしてからはひたすら時間稼ぎを続けた。相手のプッシングで直ぐに倒れ、得たセットプレーをたらたら蹴るって言うことをずっとやってた。これでいいんだ結果が全て。
チェリク 4~6週間の離脱
両サイドバックの控えをチェリクに一任していたからこの1ヶ月強の離脱はいたすぎる。ザッパとカルドナにはフル稼働してもらうことが、今シーズンの残りを走りきる上での絶対条件になった。
カルドナ 3週間の離脱
終わった。なんでこんなタイミングでよりによってカルドナが1ヶ月離脱するの?絶望でしかないしどうしようしか頭にない。次節はラツィオ戦だけど純SBがザッパしかいないから左サイドバックはマンニーニかエンディカに任せることになるのかな。マンニーニも大舞台で使えるほどのレベルにはまだ達していないし、エンディカは攻撃性能にかなり不安がある。
第33節 ラツィオ(A)
このシーズン終盤の大事な時期にやってくるアウェイでのローマダービー。上にも書いたけどザッパとカルドナの負傷離脱によってSBが足りていない危機的状況。この試合は守備面を評価してエンディカを左サイドバックにするけど、次の試合をどうするかは今日の出来次第。
45+2分 守備陣の間を狙われ失点 0-1
50分 GKと1体1になったらインモービレは強い 0-2
70分エイブラハムが抜けてゴールかと思いきやオフサイドで取り消し
81分 ペッレグリーニの芸術的なパスからエイブラハムが決めて1-2
試合終了 1-2
終盤にはエイブラハムとレテギの2トップを軸に攻め立てるも1点を返すにとどまった。ローマダービーとしては盛り上がりもあったのかもしれないけど当事者からするとダメージがでかい。なんだろう、今シーズンは格下相手の取りこぼしが減ったけど競合相手にめっぽうま弱い気がする。
エルナンデス 1週間の離脱
第34節 トリノ(H)
勝ち点差1の状態で迎える3位と4位の直接対決で1番の山場は絶対に落とせない。ただ神様はローマのことが嫌いだと思う。両サイドバックがいないからエンディカをサイドバックに回していたのに、マティプが今度は累積警告で出場停止になったせいでCBも足りなくなった。どっちかをカバーすればどっちかが弱点になっちゃうこの状況。辛すぎるよお。
59分 ボーヴェの浮かせたパスをエイブラハムが苦しい体勢から頭で押し込み先制 1-0
70分 クリスタンテが2枚目のイェローカードを貰い退場
試合終了 1-0
虎の子の1点を守り切りなんとか4位との直接対決をものに出来た。クリスタンテが退場した際にはその後の判断にめちゃくちゃ悩んだけど、攻撃を捨てて守備に全振りしたことが功を奏した感じ。この戦いは3位をキープする上で大きな意味を持つし、正直なところこれで来シーズンのCL圏内はほぼ確実になったと思う。
第35節 ミラン(A)
ミランはミランでインテルとの激アツデッドヒートを繰り広げているから負けられないでしょ。ローマは相変わらずボランチから後ろに離脱者が相次ぎ苦しい台所事情のままだけど、トリノ戦に勝っまおかげでわりと心に余裕を持ったまま挑む。
31分 カルネセッキのパスが相手にカットされダイレクトで打たれたシュートはゴールイン 0-1
43分 ハイクロスをレオンに叩かれて0-2
45+3分 右サイドの崩しからエルナンデスがエリア外からの強烈ミドル 1-2
57分 バルダンツィのクラスにエイブラハムが合わせて同点 2-2
試合終了 2-2
あまり気負いすぎずに流すような気持ちで挑んだミラン戦に限って素晴らしい追い上げで同点になった。今までエルナンデスのシュートなんか見たこともなかったのにこの試合で決めてくるとは。なんかもってるねエルナンデス。
ここまで35試合が終わってローマは勝ち点69の3位。2位以上になる可能性はもうないし、かといって急激に調子を落とさない限り、5位以内に落ちることも考えにくい。ローマにとってはある程度順位が固まってシーズンも99%が終わった感覚がある。あとはさっきも言った通り急激に調子を落とさないようにしつつ、ローテーションを組んでいきたい。
能力が見えない世界でGiallorosso #21
先月とは打って変わってこれまたやってくるユベントス、インテルとの2連戦。インテルとは2.3位のシックスポインターだし、ユベントスとはCL圏内を争うライバルとして相手を蹴落す意味がある非常に大事な試合になる。
第28節 ユベントス(H)
新たな負傷者もなく好調のチームは崩したくないので前節のサッスオーロ戦と全く同じ11人がスタメン。途中出場からザレウスキ、マルティネス、レテギが出てくると考えると、攻撃陣の選手層はシーズンを通して一気に増していった印象がある。
16分 チェリクがインターセプトに失敗しそのまま失点 0-1
38分 バルダンツィが強烈なコントロールショットを沈めて同点と思いきやオフサイドで取り消し
72分 ラビオのミドルが炸裂し0-2
試合終了 0-2
意味がわからない。絶対にバルダンツィのゴールはオンサイドだっし試合終盤にはFKのチャンスだったのに蹴る直前で試合終了のホイッスルがなった。完全にユベントス贔屓で内容と結果があまりにも乖離しすぎていた。選手を攻めることは出来ないし、やったことに間違いはないと確信をもてる。クソったれ。
バルダンツィとの契約を年俸235万€の4年契約で延長。ここまで大活躍で完全に攻撃陣を引っ張っていたバルダンツィは年俸がなんと100万€にも満たない額だったわけで、さすがにそれだとプレイに見合わないため2倍以上の額で契約延長。たたこれでもまだ活躍度合いからすると安すぎるんだけどとりあえずはこのまま。
クリスタンテ 3~7日の離脱
ペッレグリーニ 2週間の離脱
チェリク 2週間の離脱
第29節 インテル(A)
2位と3位の直接対決であり、クラーセンとディバラの古巣対決でもある。クリスタンテが間に合わず、代わりにエルナンデスがスタメンに入ったボランチの強度は結構不安材料。ワントップはエイブラハムで。
3分 ワンタッチで裏に出されてそのまま失点 0-1
7分 ボーヴェが後ろから削ってしまい退場
44分 チャルハノールのミドルで0-2
試合終了 0-2
開始早々の退場で試合が崩れてしまった。クリスタンテが出れないことでボーヴェには中盤の要として期待していたのに試合開始早々の退場。期待はずれだしこの時点で正直勝負ありだった。でもしっかりと取りこぼしなく格下に勝ち続ければ目標は達成出来るはずなので全力を尽くす。
ザレウスキ 1週間の離脱
第30節 カタンザーロ(H)
ユベントス、インテルとの強豪2連戦では勝ち点を取ることが出来ず、負傷者と退場者もだすなど収穫はほぼなし。このままずるずるとまた悪い流れに入らないためにもここで断ち切って起きたい。ボーヴェの負傷により初めてクリスタンテとエルナンデスのペアを先発で使う。
5分 エリア内で反転して左足を一閃したバルダンツィが先制 1-0
26分 カルドナが仕掛けてPKを獲得
27分 エイブラハムが冷静にきめて追加点 2-0
37分 バルダンツィのCKをクリスタンテが合わせて3-0
56分 クラーセンの落としから正確なシュートでバルダンツィがゴール 4-0
60分 チェルビーニの針の穴を通すようなパスからクラーセンが決めて5-0
81分 チェルビーニのアシストからまたクラーセン 6-0
試合終了 6-0
ここ2試合で溜まった鬱憤を全て晴らすかのような爽快すぎる勝利だった。サイド攻撃が本当に良く機能していたしその中でチェルビーニ、バルダンツィの両ウィングは良いアクセントになってる。カタンザーロは枠内シュートが0でまったく怖さがなかった。
ザッパ 1週間の離脱
第31節 アタランタ(A)
バルダンツィ8.7、クラーセン9.3、チェルビーニ10.0、これが前節の2列目の選手達の評価点。本当に誇らしいしこれを毎試合のように見せて欲しい。マンチーニが累積警告によって出場停止なのでマティプが再度スタメンに。
47分 クリスタンテに当たったボールが嫌な感じに裏にこぼれそのまま決められて0-1
58分 エイブラハムが潰れ役となり後ろから詰めたチェルビーニが同点弾 1-1
90+4分 流れるようなパスワークから痛恨の失点で1-2
試合終了 1-2
難敵アタランタに1度もリードをすることが出来ず惜敗。得点チャンスも多く、この試合に関しては運が味方してくれなかったというしかない。実は下の順位のクラブとかなり勝ち点が拮抗してきていてますます油断出来ない状況になってきた。
クラーセン 3~5日の離脱
31試合を終えて勝ち点62の3位。こうみると4位との差がなくなってきているのは一目瞭然だし、今更だけどユベントスとインテルとの連戦で2連敗しちゃったのは痛かった。あそこでもし片方だけでも勝てていたら余裕をもてていたんだろうなあ。悔しい。
能力が見えない世界でGiallorosso #20
またまたやってきたよ格下4連戦。ここでいつも目指せ4連勝!!と意気込むのに結局だいたい1勝2分1敗とかで終わっちゃう。だからこそそろそろ結果を出したいし勝ち点を一気に積み重ねたい。案外強豪相手との試合よりもこういった1ヶ月の方がローマにとっては山場なのかも。
マルティネス 4~5日の離脱
第24節 パルマ(A)
レテギとマルティネスが活躍したからスタメンにしようかとも悩んだけど、とりあえず今日は引き続きエイブラハムが先発。中盤と最終ラインは今シーズン結構固定しているからあまり悩むことがない。
18分 タックルの際にペッレグリーニが負傷
90+6分 チェルビーニの放り込みにマルティネスがボレーで合わせ劇的勝ち越し弾 1-0
試合終了 1-0
劇的も劇的、超絶劇的な展開でローマが見事勝利!マルティネスにはポルトの時と同じようなスーパーサブとしての活躍を期待して獲得したんだけど、期待以上の大活躍でローマを既に2回は救ってくれた。チェルビーニの頑張りや、最終ラインの踏ん張りも賞賛に値する。ただペッレグリーニの負傷で試合開始早々に交代で投入されたダルボエはかなり低調な出来に終始。やっぱ今シーズン限りで売却かな。
ペッレグリーニ 3~4週間の離脱
第25節 エンポリ(H)
ザッパとカルドナが同じタイミングで累積警告による出場停止になり、いきなり両サイドバック不在の陣容に。チェリクはいるけどもう片方はマンニーニで何とかするか、それともエンディカを左サイドバックに回すか、うーん悩む。でも結局はマンニーニを期待も込めて初スタメン。頑張ってくれよ頼むで。
19分 相手のディフレクションもあったがマンニーニのミドルが決まって先制 1-0
45+2分 エリア外からの強烈なシュートで失点 1-1
47分 バルダンツィのCKにクリスタンテが合わせて2-1
52分 またもバルダンツィのCKからクリスタンテのヘディングでエンポリを突き放す 3-1
59分 ラインの乱れを狙われ3-2
78分 エイブラハムのポストプレーからザレウスキが抜け出し4-2
90+5分 ザレウスキがワンタッチでシュートを決め5-2
試合終了 5-2
3-2になった時は嫌な予感がしまくったけどその後ザレウスキが爆発してくれたおかげで見事圧勝。CKから同じ形でクリスタンテが2点決めたことも良い印象でだったしエイブラハムは得点こそなかったけど周囲を活かすプレーが図抜けて良かった。それからやっぱバルダンツィがいるのといないのとではチームの攻撃力が全然変わっちゃう。これはバルダンツィが凄いと褒めるべきなのか依存度が高すぎるという課題なのか。
サンチェス 1週間の離脱
第26節 フロジノーネ(A)
劇的な快勝を遂げたエンポリ戦から1週間経ち両サイドバックが無事復帰。RSBは今日もチェリクに任せるけどLSBはさすがにカルドナが先発。マンチーニは文句なしの活躍だったから、今後は適度に出場機会を与えながら成長を促していく予定。遂にベストメンバーが組めた。
3分 相手のGKへのバックパスをカットしたエイブラハムがそのままヒールで繋ぎバルダンツィが先制ゴール 1-0
26分 クリスタンテのクロスをエイブラハムが合わせて2-0
73分 バルダンツィのスルーパスからエイブラハムが追加点 3-0
試合終了 3-0
エイブラハムの2G1Aで見事勝利。非枠内シュートを0に抑える鉄壁と3点を取る好調な攻撃陣、両方の活躍で相手を圧倒した。マルティネスが加入して奮起したのかここ数試合エイブラハムの調子も上がってきたし、チーム全体がいい傾向にある。
ザレウスキ 1週間の離脱
第27節 サッスオーロ(H)
マンチーニ、エンディカ、マティプの3人で争っているCBの二枠だけど最近はマティプの調子がよく、試合の度にマンチーニとマティプのどっちをスタメンにするか悩んでる。マンチーニは結構ガツガツ行くタイプでファウルを貰いやすいしカードも多いんだよなあ。でもマティプは年齢のせいか相手の攻撃に対して無理が効かないし、最後のところで頼りになるのはマンチーニの方。うーーん、今日はマティプを先発に。
4分 シンプルな連携でサイドを突破し冷静に流し込んだバルダンツィが先制 1-0
19分 チェルビーニの仕掛けからマイナスをクラーセンが決めて2-0
21分 カウンターの場面で独力で3枚を交わしたチェルビーニが追加点 3-0
46分 チェルビーニがサイドで相手を剥がし高速クロスにクラーセン 4-0
73分 スルーパスに反応出来ず失点 4-1
試合終了 4-1
ザレウスキとチェルビーニが交互に覚醒するおかげで、左ウィングのスタメン争いは嬉しい悩みになってきた。どちらも特徴は似ている上に途中出場でも互いに結果を残し続けてくれる。いやー頭が痛い。昨シーズンの冬に加入したクラーセンもひたすらに数字という結果を残すし、今期で契約は切れるけど延長することが濃厚。
ローマは27試合を終えて勝ち点59の3位。不安は大きかったけどこの1ヶ月を見事4連勝で気持ちよく終えることができて幸せ。ナポリとユベントスが若干の足踏みをしている隙にトリノとアタランタが間を詰めてきていて、ここの順位はころころと入れ替わる可能性もありそう。
能力が見えない世界でGiallorosso #19
1月はいきなりスーペルコッパからスタートで、しかもまたまた相手はナポリ。これ絶対ナポリとの因縁がどんどん深まっていくよね。昨シーズンは負け越して今シーズンはローマが有利。今シーズン3回目の対戦となるスーペルコッパ準決勝ではどっちが勝つのか。
冬の移籍市場開幕にあたって役員会が予算の投下を決定。ただ増える移籍予算は200万€だけだし、担保付きの融資は全然嬉しくない。あとあと自らの首を閉めるだけだと思うんだけど。
そしてこの冬にローマが補強したいポジションは特にない。ここ数試合はやや不調だけど別に戦力的な課題がある訳では無いし、お金もない。契約満了組を継続視察だけして、安い若手有望株がいた時にだけ動く予定。
アーセナルからボーヴェにオファーがあったけど、この大事な時期の冬に主力を売却することは出来ないからと断ると不満表明。ボーヴェは欧州カップ戦でプレイしたいみたいだから今シーズンの欧州カップ戦出場権の獲得を約束。おそらく叶えられると思うけど、もし無理だった場合は諦めて売却かな。
スーペルコッパ 準決勝 ナポリ(N)
セリエAでの優勝は非現実、コッパ・イタリアは既に敗退済、ということを考えると今シーズン唯一獲得のチャンスがあるタイトルはスーペルコッパのみになる。やっぱタイトルを取れたか取れなかったかではシーズンの評価が大きく変わって来ると思うから、内容動向よりも結果を重視して頑張りたい。
39分 相手RSBのクロスにリンドストロームが合わせて失点 0-1
44分 ザレウスキの高速クロスにエイブラハムが豪快なヘディングで同点弾 1-1
87分 ダルボエか両足で相手をけずってしまい退場
90分 ペッレグリーニのCKにクリスタンテが合わせて逆転 2-1
試合終了 2-1
退場者を出しながらも劇的逆転団で決勝に進出!!ペッレグリーニのアシストてクリスタンテが決めるという所もかなり熱くて素晴らしい展開だった。内容は酷かったし退場した際には色々と覚悟をしたけれど、ここまで大活躍とはいえなかったキャプテンが決めてくれた。ありがとうペッレグリーニ。
スーペルコッパ 決勝 ミラン(N)
準決勝のナポリ戦から大きくはメンバーを変えずに決勝戦へ。試合前ミーティングも含め今ローマの士気はかなり高い。セリエAで無双状態に入りかかっているミランをサウジアラビアの舞台で是非倒して優勝トロフィーを掲げてやる。
90+2分 バルダンツィが負傷
0-0のまま延長戦に突入。
117分 ダラミーにファーへの巻いたシュートを決められて0-1
試合終了 0-1
昨シーズンのコッパ・イタリアに続いてまたも決勝戦で惜敗。悔しすぎる。90分は完全に互角だったけど途中交代組の質が見らんとはやはり差があった。ローマは欧州カップ戦がないから割と選手層は薄めの編成だった影響が、この決勝戦で現れた。ただこれは結果論だし今何を言っても言い訳に過ぎないので黙っておく。
バルダンツィ 4~5週間の離脱
このタイミングでバルダンツィが負傷離脱。この今の不調ももたはと言えばバルダンツィの負傷が原因だったわけで、そこからの復調をめざしていた矢先にまたバルダンツィが離脱。疲労が溜まっていたのか怪我が多くなってきた。
J・モンテイロとベンフィカとの契約満了による来シーズンからの加入で合意。力強さとスピードを兼ね備えたアスリート系のストライカーで数年の武者修行の後にトップチームで活躍してくれれば良いなという期待で獲得。
エイブラハムの好不調の波が激しくレテギは完全な期待はずれになっている今、大事なシーズン後半戦に向けてストライカーがその2枚だとかなり不安だったのでポルトからトニ・マルティネスを半年のレンタルで獲得。ここまでポルトでは途中出場が7試合あり、その限られた時間の中で3得点を決めるなどスーパーサブとして大活躍していた感じ。両足の使えるパワフルなストライカーということでローマの9番で存在感を存分に発揮して欲しい。
エイブラハム 2~4日の離脱
第21節 ジェノア(A)
今回のバルダンツィ離脱も当面はアルムクビストで穴埋めに期待をしてる。エイブラハムが直前の負傷でスタメンから外れ、代役はレテギ。マルティネスはさすがにまだスタメンで使う勇気がなくて途中出場にする。
3分 相手のクリアを拾ったザッパがミドルを決めて先制 1-0
9分 レテギがエリア内で削られてPK獲得
10分 レテギが冷静にPKを決めて追加点 2-0
52分 カルドナの裏をつかれたところからのクロスがザッパにあたり失点 2-1
75分 ベンイェデルに冷静に決められ2-2
試合終了 2-2
絶対に引き分けになるんだけど、なにこれ。セリエAでの試合が先制しようが先制されようが絶対に最後には同点になる。もーいやだ。なんで勝ちきれないんだよ。これでリーグ戦ではなんと5試合連続の引き分け。勝ち点は確かに積み重ねられてるんだけど、これだと下に追いつかれるのは時間の問題。一刻も早く勝ち点3が欲しい。
マンチーニ 5~9日の離脱
第22節 ボローニャ(A)
5試合連続引き分けの後にむかえるはアウェイでのボローニャ戦。クリスタンテとマンチーニという守備の要2人がそれぞれ累積警告と負傷で離脱中と苦しい台所事情ではあるけど逆にエイブラハムが復帰しスタメンに。今節こそは綺麗に解消して勝ち点3を奪い取るんだ。
8分 流れるような右サイドでのパスワークからエイブラハムが決めて先制 1-0
82分 クロスに対応しきれず失点 1-1
試合終了 1-1
なんなのこれ。またまたまたまた今日も土壇場に追いつかれて同点。ため息しか出ねえよほんとに、毎回毎回こんな展開を見せられてるの頭狂ってくるわ。無敗は継続してるわけだけど、印象としては負けないチームとかじゃなくて完全に『勝てないチーム』なんだよね。
クリスタンテ 1週間の離脱
第23節 モンツァ(H)
今度はクリスタンテが負傷、ボーヴェが累積警告と不動のダブルボランチが共に離脱。ペッレグリーニをボランチで起用するとして、もう片方はエルナンデスに。かなり守備の時の強度が不安なコンビになるけどしょうがない。しかもベンチに交代要員が乏しいから守備固めの時にどうしようか悩む。
42分 カルドナのクロスにエンディカが合わせるもオフサイドで取り消し
58分 エイブラハムが決めるのまたもオフサイドで取り消し
80分 チェルビーニが切れ込みレテギが先制 1-0
90分 カルドナのCKにマルティネスが合わせて追加点 2-0
試合終了 2-0
遂に!久しぶりの!セリエAでの勝利!ずっと引き分けばっかりだったけどやっと快勝で試合終了のホイッスルを聞くことができた。さらに得点したのがレテギとマルティネスというのが嬉しい。これでCFのポジション争いも激化するし場合によっては2トップも選択肢に入ってくる。
ボーヴェ 1週間の離脱
23試合を終えて勝ち点47でローマは3位。CL圏内は常にキープしているけど徐々に、しかし着実に5位以下との差は埋まってきてしまってる。6試合連続の引き分けがあまりにも痛かった。だって2勝4敗って言うわけだからね。そりゃ停滞するし苦しい状況にもなってくるよ6試合で勝ち点6しか取れてないんだもん。シーズン後半戦も頑張ろう。